元飲食店副店長だった僕が、フリーランスエンジニアになった理由は、華やかな夢があったからではありません。現場で人や時間や空気を回し続ける中で、「自分はその場を回すだけじゃなく、仕組みを作る側に行きたいんだ」とはっきりしてきたからです。
この記事の要点
- 飲食の仕事そのものが嫌だったわけではなく、そこで鍛えられた感覚は今も活きています。
- 現場を回すほど、「その場」より「仕組み」の方を触りたい気持ちが強くなりました。
- その瞬間で消える仕事より、あとからも残るコードや制作物に強く惹かれました。
- フリーランスを選んだのは自由そうだったからではなく、自分の欲望と責任で働く方が納得できたからです。
飲食の仕事が嫌だったわけじゃない
まず前提として、飲食の仕事そのものが嫌いだったわけではありません。接客も、現場判断も、忙しい時間帯に全体を見ながら動くことも、自分なりに真面目に向き合っていました。
むしろ副店長として、周りを見る力、返答の速さ、空気を読む感覚はかなり鍛えられたと思います。今の自分の仕事にも、その感覚は残っています。
でも、ずっと「仕組みの方」を触りたかった
ただ、現場を回せば回すほど、その場を何とかすることより、そもそもどうすればもっと良く回るのかを考える方へ気持ちが寄っていきました。
目の前の問題を処理するだけでなく、原因の方を触りたい。人の動き、導線、伝え方、仕組み。そういう「裏側」を作る側にいたい気持ちの方が、自分には強かったです。
副店長になるほど、自分の違和感もはっきりした
副店長になると、責任も判断も増えます。売上、シフト、現場の空気、スタッフとのやり取り、全部を見ながら回す必要がありました。
その経験は無駄ではありませんでした。でも同時に、「自分はここで上に行くより、別の形で何かを作る方が自然だ」という違和感も強くなりました。与えられた環境を回すことより、自分の考えで何かを作って改善していく方が、欲望の向きとしてまっすぐでした。
その場で消える仕事より、後からも残るものを作りたかった
飲食の仕事は、その瞬間に価値があります。でもその場を離れると、どうしても消えていく部分も多いです。自分はそこに少し寂しさがありました。
コードや制作物は違います。今日触ったものが、明日も残って、あとから直して、積み上げていける。そこに強く惹かれました。自分の考えが形として残る感じが、どうしても好きだったんです。
フリーランスを選んだのは、自由そうだったからじゃない
フリーランスを選んだのは、自由で楽そうに見えたからではありません。むしろ不安定だし、全部自分で決めて全部自分で背負うので、かなり重いです。
それでもそっちへ行ったのは、誰かが決めたやり方に合わせ続けるより、自分の欲望と責任で働く方がまだ納得できたからです。飲食店副店長の経験があったからこそ、「回す側」と「作る側」の違いも余計にはっきり見えました。
元飲食店副店長だった僕が、フリーランスエンジニアになった理由
結局、本当の理由はすごく地味です。接客が嫌だったわけでも、飲食を見下していたわけでもない。ただ、自分の中では、現場を支えることより、仕組みを作って残すことの方がずっと強かった。それだけです。
飲食店副店長として身についた感覚は今も活きています。でも、自分がこれから積み上げたいのは、時間が経っても残るもの、自分の考えが形になったものです。だから自分は、フリーランスエンジニアになりました。
よくある質問
飲食の仕事が嫌だったからエンジニアになったのですか?
嫌だったわけではありません。接客や現場判断に真面目に向き合っていた一方で、現場を回すことより仕組みを作る側に行きたい気持ちが強くなっていきました。
副店長の経験は今の仕事に活きていますか?
活きています。周りを見る力、返答の速さ、空気を読む感覚は今のフリーランスとしてのやり取りにもつながっています。
なぜ会社員ではなくフリーランスを選んだのですか?
自由そうだからではなく、誰かが決めたやり方に合わせ続けるより、自分の欲望と責任で働く方が納得できたからです。